お久しぶりです!!
修論なりインターンなりでブログを全く更新できていませんでしたが、折角のFIDE戦に参加してきたので、簡単にはなりますが振り返ろうと思います。
今年のJapan Chess Classicは”北海道”で行われました。遠征慣れはしていますが流石に遠いですね泣。参加者を見る感じ、いつもよりも日本勢は少ない気がしました。逆に海外の子供たちは多かったですね。
R1 Araki(1823) – C.Y.(UR)

初戦は中国の少年と。18.c5でピースアップした後は手堅く無難に勝ち。
R2 M.A.(1616) – Araki(1823)

ロンドンから始まり、Q交換もしてセンター守ればまず大丈夫でしょうからのこれ。e4,d5のポーン突きばっかりみてたけど、Ne4からのNf6+orNxd6が強力でぶちぶちに破壊されました泣。その後はエンディングで誤魔化してドロー。
R3 Araki(1823) – K.S(1917)

R3は個人的に因縁のある方と。これまで戦績は1分3敗だったので、壁を超えるためにもどうしても勝ちたかったです。↑の盤面は分かりやすくR,Q,Rバッテリーの局面、cファイルからの圧力をちらつかせます。

その後は分かりやすく優勢になったので、どんどん局面を単純化していき、最後は教科書に載ってそうなQvsPエンドを勝ち。
R4 Araki(1823) – N.A.(1887)

勝ちたくて気持ちが逸ったのか、序盤は少し無茶をしてしまったけど、なんとか上記局面に。本譜では、無難に28.Rcc7と重ねましたが、28…Raf8と守られて手が付けられませんでした。試合後の検討では、28.Rxf7!の方が指しやすそうだと指摘してもらいました。stockfishの解析ではどちらも0.0ですが、28.Rxf7! Qxf7 29.Rc7!でQvsRRにできますね。確かにこっちの方がポーンも回収できてまだ戦えそう。本譜はキングサイドアタックを受けきれず負け。
R5 S.C.(1675) – Araki(1823)

dファイルのパスポーンが怖いですが、キングが間に合うので大丈夫。ビショップの位置が良く、相手のナイトの位置が悪いので、真っすぐdポーンを回収することができれば勝てそうです。本譜では、39…Kf8 40.Ke3 Ke8 41.Ke4 f5+! 42.Kf4 g5+!でdポーンを守り切れません。あとは手堅く指して勝ち。
R6 N.N.(2037) – Araki(1823)

ようやくFIDE2000+の方と当たれました。序盤はNf3 Nf6から対称形で始まり、相手のセンターを崩そうとc5を指しましたが、これが構想としてよろしくないみたいで、ひたすら咎め続けられてあっさり負け。FIDE2000+に対する黒番は何すればいいのかマジでさっぱり分からんすね。
R7 Araki(1823) – T.Y.(1624)

典型的なグッドBvsバッドB、オープンファイルも白が占領しているので、手堅く指して勝ち。
総括
4.5/7ptの25位/111人でした。スタート順位が28位なので、まあ適正通りですね笑。
実は今回、IMの方にお誘いいただき合宿に参加していました。これまでの行動が実ったのでしょうか笑、大変光栄です。(若輩者という理由で何度も飯をおごっていただきました…!!感謝✊)
この合宿は本当に実力者ばかりで、合宿メンバー5人が本大会で負けた回数はたったの3回だけ!!(そのうち2回は俺です…)。いつか胸を張って隣に立つようなプレイヤーになりたいですね。
この記事を書いているときには既にJapan Openが終わっているので(????)、そちらについても参加記を書く予定です。ここまで読んでいただきありがとうございました。また次の記事にて。

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